看護師クリニカルラダー(日本看護協会版)を基本に、平成30年度看護師ラダー教育プログラムを見直しました。看護実践能力以外に、自己教育・研究能力、組織的役割遂行能力においては当院独自の教育を追加しています。
専門職として、社会人として、各レベルで到達目標を明確にし、段階的に成長できる支援を行います。
レベル毎の定義 | |
レベル1 | 基本的な看護マニュアルに従い、必要に応じて助言を得て看護を実践する |
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レベル2 | 標準的な看護計画に基づき、自立して看護を実践する |
レベル3 | ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する |
レベル4 | 幅広い視野で予測的判断を持ち看護を実践する |
レベル5 | より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する |
レベル毎の目標 | |
レベル1 | 助言を得てケアの受け手や状況(場)のニーズをとらえる |
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レベル2 | ケアの受け手や状況(場)のニーズを自らとらえる |
レベル3 | ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえたニーズをとらえる |
レベル4 | ケアの受け手や状況(場)を統合しニーズをとらえる |
レベル5 | ケアの受け手や状況(場)の関連や意味をふまえニーズをとらえる |
レベル毎の目標 | |
レベル1 | 助言を得ながら、安全な看護を実践する |
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レベル2 | ケアの受け手や状況(場)に応じた看護を実践する |
レベル3 | ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえた看護を実践する |
レベル4 | 様々な技術を選択・応用し看護を実践する |
レベル5 | 最新の知見を取り入れた創造的な看護を実践する |
レベル毎の目標 | |
レベル1 | 関係者と情報共有ができる |
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レベル2 | 看護の展開に必要な関係者を特定し、情報交換ができる |
レベル3 | ケアの受け手やその関係者、多職種と連携ができる |
レベル4 | ケアの受け手を取り巻く多職種の力を調整し連携できる |
レベル5 | ケアの受け手の複雑なニーズに対応できるように、多職種の力を引き出し連携に活かすことができる |
レベル毎の目標 | |
レベル1 | ケアの受け手や周囲の人々の意向を知ることができる |
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レベル2 | ケアの受け手や周囲の人々の意向を看護に活かすことができる |
レベル3 | ケアの受け手や周囲の人々に意思決定に必要な情報提供や場の設定ができる |
レベル4 | ケアの受け手や周囲の人々の意思決定に伴うゆらぎを共有でき、選択を尊重できる |
レベル5 | 複雑な意思決定プロセスにおいて、多職種も含めた調整的役割を担うことができる |
レベル毎の定義 | レベル毎の目標 | |
レベル1 | 自己の課題を指導によって発見し、自主的な学習に取り組むことができる | 自己の課題や日常業務疑問を持ち、調べることができる |
レベル2 | 自己の課題を明確化し、達成に向けた学習活動を展開することができる | 自己の課題達成に向けて取り組むことができる 看護研究に関心をもつことができる |
レベル3 | 自己の学習活動に積極的に取り組むと共に、新人や学生に指導的な役割を実践することができる | 指導的な役割を担うことができる 看護研究に取り組める |
レベル4 | 自己のキャリア開発に関して目指す方向に主体的に研究に取り組み、後輩のロールモデルとなることができる | 自己の研究テーマを明らかにし、看護研究を進め、後輩のロールモデルになることができる |
レベル5 | 単独に専門領域や高度な看護技術などについて自己教育活動を展開することができる。主となり研究活動を実践できる。看護単位における教育的役割を取ることができる | 部署内教育において中心的な役割を担える 自己の研究テーマを明らかにし、看護研究を進める |
レベル毎の定義 | レベル毎の目標 | |
レベル1 | 組織の目的を知って、責任をもって意欲的に業務に取り組む | チームメンバーの一員として役割を果たすことができる |
レベル2 | 組織における自己の役割を認識し、助言を受けて行動する | 部署の一員として役割を理解し、行動できる |
レベル3 | 組織の中における自己の役割を認識し、積極的に行動する | 助言を受けて部署内で組織的役割を遂行できる |
レベル4 | 組織の中における指導的役割を果たす | 部署内で組織的役割を遂行できる |
レベル5 | 組織の中における自部署の課題を明確にし、取り組む | 部署を超え、組織的役割を遂行できる |