自分のペースで成長できます

3つの要素で成長を支援します

看護師クリニカルラダー(日本看護協会版)を基本に、平成30年度看護師ラダー教育プログラムを見直しました。看護実践能力以外に、自己教育・研究能力、組織的役割遂行能力においては当院独自の教育を追加しています。
専門職として、社会人として、各レベルで到達目標を明確にし、段階的に成長できる支援を行います。

看護師教育ラダー

●レベル毎の定義
レベル毎の定義
レベル1基本的な看護マニュアルに従い、必要に応じて助言を得て看護を実践する
レベル2標準的な看護計画に基づき、自立して看護を実践する
レベル3ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
レベル4幅広い視野で予測的判断を持ち看護を実践する
レベル5より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する
●看護実践能力 ニーズをとらえる力
レベル毎の目標
レベル1助言を得てケアの受け手や状況(場)のニーズをとらえる
レベル2ケアの受け手や状況(場)のニーズを自らとらえる
レベル3ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえたニーズをとらえる
レベル4ケアの受け手や状況(場)を統合しニーズをとらえる
レベル5ケアの受け手や状況(場)の関連や意味をふまえニーズをとらえる
●看護実践能力 ケアする力
レベル毎の目標
レベル1助言を得ながら、安全な看護を実践する
レベル2ケアの受け手や状況(場)に応じた看護を実践する
レベル3ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえた看護を実践する
レベル4様々な技術を選択・応用し看護を実践する
レベル5最新の知見を取り入れた創造的な看護を実践する
●看護実践能力 協働する力
レベル毎の目標
レベル1関係者と情報共有ができる
レベル2看護の展開に必要な関係者を特定し、情報交換ができる
レベル3ケアの受け手やその関係者、多職種と連携ができる
レベル4ケアの受け手を取り巻く多職種の力を調整し連携できる
レベル5ケアの受け手の複雑なニーズに対応できるように、多職種の力を引き出し連携に活かすことができる
●看護実践能力 意思決定を支える力
レベル毎の目標
レベル1ケアの受け手や周囲の人々の意向を知ることができる
レベル2ケアの受け手や周囲の人々の意向を看護に活かすことができる
レベル3ケアの受け手や周囲の人々に意思決定に必要な情報提供や場の設定ができる
レベル4ケアの受け手や周囲の人々の意思決定に伴うゆらぎを共有でき、選択を尊重できる
レベル5複雑な意思決定プロセスにおいて、多職種も含めた調整的役割を担うことができる
●自己教育・研究能力
 レベル毎の定義レベル毎の目標
レベル1自己の課題を指導によって発見し、自主的な学習に取り組むことができる自己の課題や日常業務疑問を持ち、調べることができる
レベル2自己の課題を明確化し、達成に向けた学習活動を展開することができる自己の課題達成に向けて取り組むことができる
看護研究に関心をもつことができる
レベル3自己の学習活動に積極的に取り組むと共に、新人や学生に指導的な役割を実践することができる指導的な役割を担うことができる
看護研究に取り組める
レベル4自己のキャリア開発に関して目指す方向に主体的に研究に取り組み、後輩のロールモデルとなることができる自己の研究テーマを明らかにし、看護研究を進め、後輩のロールモデルになることができる
レベル5単独に専門領域や高度な看護技術などについて自己教育活動を展開することができる。主となり研究活動を実践できる。看護単位における教育的役割を取ることができる部署内教育において中心的な役割を担える
自己の研究テーマを明らかにし、看護研究を進める
●組織的役割遂行能力
 レベル毎の定義レベル毎の目標
レベル1組織の目的を知って、責任をもって意欲的に業務に取り組むチームメンバーの一員として役割を果たすことができる
レベル2組織における自己の役割を認識し、助言を受けて行動する部署の一員として役割を理解し、行動できる
レベル3組織の中における自己の役割を認識し、積極的に行動する助言を受けて部署内で組織的役割を遂行できる
レベル4組織の中における指導的役割を果たす部署内で組織的役割を遂行できる
レベル5組織の中における自部署の課題を明確にし、取り組む部署を超え、組織的役割を遂行できる
院内留学
レベル2にあたる入職2~3年目に、院内留学を実施します。所属部署や業務に慣れる時期に、他の部署を体験することで、自分自身の振り返りや看護の再発見につながると好評です。
院外研修
院外で実施する研修や学会への参加を推奨しています。1年間に3回を目安に、出張扱いでの参加を認め、最新の知識・技術の習得に努めています。パート看護師も院外研修に出張扱いで参加できます。
中途入職者
まずは職場に慣れることを目標にします。職場、業務に慣れてきたら、それまでの経験を踏まえてラダーへの参加を検討します。場合によっては、個別の研修のみの参加も可能です。
ケアワーカー・クラーク
一緒に働くケアワーカー、クラークにも研修プログラムを用意するとともに、看護部の研修の参加を推奨し、看護の質アップを目指しています。
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